スピリチュアルを神聖なものとか特別なものとしてみてしまうと、訳の分からない講座にお金を払ったりしてしまうので、人間の基本的な能力を概念とちょっとした練習で引き出すものとして考えたら良いです。
スピリチュアルって人がやっていることです。
空想力が凄い人は現実的なことを超えて想像しますが、実際には人がやっていることです。だから、人の持っている考え方や体験、知識によってスピリチュアルは定義されています。
知らない人から見ると、魔法(魔法の概念は持っているみたいです)のように見えますが、スピリチュアルをやっているのは人でしか有りません。人であるなら、こう考えられます。
【誰かにできるなら私にもできる】
どうやるのかの方法は色々ありますが、一度できてしまえば再現できます。
無形のものが苦手な人は、形あるもの(占いやカードなど)に行きます。儀式系も同じですね。でもやっていることの根底は同じです。
超能力と言うけど、普通の能力です。
占いは習えば誰でもできます。チャネリングもやり方を習えばできます。
ただ、できないという特殊能力を使う方はできません(笑)
できるできないは、脳や身体の発達状態と内面です。発達についてはトレーニングで大抵はどうにかなります。内面は、自分との対話です。
恐怖が強ければ、行動を阻害しますのでできないことが多いです。
修行した人だってたかだか数年の練習です。
スピリチュアルカウンセラーとか凄い人がいたとしても、その人は数年、修行しただけです。だから、凄い時間が掛かるわけではなく、きちんと習えば大抵はできてしまいます。
私が教えた人たちもスピリチュアルカウンセラーと名乗っている人は多いです。
たかだか数年の練習でなれるのであればと、人によっては数年かける人もいます。無駄だと思えば必要なときに、できる人に教わればいいです。
概念を持てば世界は変わって見えます。
どうして数年でできるのか? 実際には知った瞬間にできてしまうのですが、精度を上げる必要があるので日常で使って下さいね!って私は言っています。社会通念で信じていた世界ではスピリチュアルみたいなことは、宗教、哲学、心理学や占いなどを除いて基本的にNGです。
社会的に認められているものはOKで、それ以外はちょっと怪しい扱いです。
これは世界という概念が、人が認めるものと一部が認めるもので扱いが違うからです。主観的なものなので人によってズレが生じています。
スピリチュアルに傾倒している人は、普通のことですが、そうでない人にとっては不思議に思えます。
不思議なように見えるのは仕組みを知らないから。
不思議に見えるのは、社会通念上あり得ないことが起こるからです。望みが叶ったりすることが、ちょっと言えば現実になる。日頃経験していても、それを当たり前と思っていない人にとっては、特別なことです。
人の思考は世界と繋がっています。だから思えば叶います。この思えばの中に、恐怖や否定が入っている人は、叶いません。内面を総合して望みを選んでいるならその望みが叶うだけです。
ただ、心理学で言う無意識というのがあって、これは意識的に触れない(無い意識ですから)ので、手の出しようがなく、修行という形を取って昔の方は感情を納めたりしていたわけです。とても時間の掛かる行為です。
今は各種ツールがあるので、瞬時に変えられますね。
不思議にしておくと儲かる世界。
無意識のネガティブなパワーを使って現実が叶わないわけですが、それをちょっと叶えてみせると、凄いという話になります。私は種明かししてしまいますが、他の方はしないみたいです。
特別な能力、不思議なことにしておくと、先生とあがめられたりして、それが気持ちいい人にとっては続けてしまいますね。お金も入ってきます。
大事なことは探検家になることではなく、自分に気づくことです。
特別な人がいれば、そんな人みたいになりたいと思って探検家(セミナージプシー)になります。でも、本当に必要なことは自分と向き合って内面に気づくことです。内面に気づくことができると、止めているもの、歪曲して信じているものに気づきます。
気づけば変えられます。気づかないものは変えられません。
外側の存在を設定すると依存が始まります。
神やパワフルな存在、先生みたいに外側に何かを置くと、依存が始まります。
依存は子供のすることで、大人になったら自分で決めれば良いのですが、自分ではできないことをやってみせられると、そこに依存してしまいます。
依存しても、ある日突然ハシゴは外されますので不安定です。
どこかで依存を卒業すると良いですね。
スピリチュアルは見えないから、人の弱さにつながります。
スピリチュアルは形がないからスピリチュアルですが、そこには人の弱さがあります。ずるさもあります。大抵の人間関係の問題はそこから来ます。相手が問題なのではなく自分の問題です。
だから、何度も同じようなことを繰り返していますが、全ての事象に係わっているのは自分自身です。それは自作自演ですからね。
スピリチュアルに行く人は、現実の世界で立ちゆかない場合が多いそうです。一発逆転を超常的なものに託したりすることですが、大抵はそんなことはなくて、自分と向き合うことを散々言われ自分に向き合えるようになると、問題は解決に向かいます。
スピリチュアルは弱さのそばにあります。
欲しいのは現実的な幸せでは?
内面の弱さを認めると現実が変化を始めます。
人が幸せになるのは、精神的な幸せも大事ですが物質的な幸せも必要です。
人間には身体がありますので身体が満たされないと、精神的に幸せだと言っても信憑性がありません。
今は以前と違ってどちらかしか選択できないと言うことはありませんので、物質的にも精神的にも幸せになって良い時代です。幸せになっていない人は、幸せになってはいけないという概念を持っているだけです。その概念があらゆる行動を制限し、チャンスをスルーさせます。
まさに自作自演です。
神様を定義してもしなくても、結果は同じ。
神社巡りをしている人もたくさんいますが、変わる人と変わらない人がいます。
変わらない人にとって神社巡りは効果を発揮していないわけです。これを決めているのはその人の概念であり、雑誌の特集ではありません。
自分の世界の中で、神社を信じているかどうかです。
信じていない人は、神様がいなくても毎日は変わりません。
結局は人の想いが世界を作ります。
そうなると、世界は観測者であるあなた自身がどういう概念として捉えているかによって表情を変えます。たくさん学べば、それが正しいと思いたくなるので、徐々に概念に浸透していきます。生まれた家、場所、環境、文化によっても概念は変化しています。
その概念でしか人は世界を観ることができません。概念に身体の状態が加わると想いが生まれます。感情は身体から来ますので、その混合です。
そして、人の想いが世界をどう見せてくれるかを決めています。逆に言えば想いが世界を作ります。
だから、世界は一瞬で変わるんです。
スピリチュアルとは、世界との付き合い方です。
スピリチュアルは神聖なものではありません。あなたが世界をどう見ているかと言うことです。悪いことばかりの世界に見えるなら、あなたの内面は心配にあふれています。とても素晴らしい世界と見えるなら、ハッピーなことであふれているのでしょう。
そして、人間は常に刺激を受けています。五感の刺激ですがこれが途切れることはありません。その刺激によって反応することで概念は更に変化していきます。
だから、常に自分を律し、正していく必要があります。何もせずに放っておくと楽な方へ楽な方へと進んでいきます。
毎日、自分と向き合い、正していくことがスピリチュアルになります。それは特別なことではなく、当たり前のことです。今の時代はそれができにくくなっているので、一足飛びに良くなるなろうとか考えてしまいます。
毎日、自分と向き合うように過ごすことを習慣にすることで、日々良くなっていきます。