スピリチュアルとは何か、その意味を探求する道は無数に存在します。
その本質を抽象化し探ると、「スピリチュアルは全てトランス状態での主観体験と言える」、これが今日のテーマです。
スピリチュアルとは何か
スピリチュアルとは何か、この問いに対する一つの答えとして「トランス状態での主観体験」という観点があります。
瞑想、催眠、神秘体験など、様々なスピリチュアルな経験は、すべてトランス状態での体験であり、主観体験とは本人を主体とした感覚的なものです。
スピリチュアルは誰でもできるが、それが正しいかは分からない。
スピリチュアル体験は、個々の主観を基盤にしています。
その人が過去に経験したこと、感じたこと、思考したことが全て影響を与えるのです。
夢がそうであるように、スピリチュアル体験も顕在意識だけでなく、潜在的な知識や経験が作用します。
例えば、ある人が瞑想中に自分が古代エジプトの神殿で祈りを捧げていると感じたとします。
しかし、その人がエジプト文化について全く知識を持っていないとすれば、その体験はどこから来るのでしょう?
もちろん、顕在意識的に知らなくても、何かで見聞きしたことが潜在的に影響を及ぼす可能性があります。
誰かが定義したスピリチュアルの概念や文化が、体験の形成に影響を与えることもあります。
だから、チャネラーは知らないと思えることを言い当てたりします。
スピリチュアルはそれを語る人の主観です。
スピリチュアル体験は個々の主観に基づいているため、「自分だけのスピリチュアル」を形成するには、定義し、言語化し、まとめることが必要です。
これは、自分自身が体験したこと、感じたことを深く理解し、それを通じて自己理解を深めるためのプロセスです。
情報社会に生きる私たちは、ネット上で様々なスピリチュアルの情報に触れることができます。
これは多様な視点を得る機会を提供しますが、同時にそれらの情報が自分自身のスピリチュアル体験にどのように影響を及ぼすのかを理解することも重要です。
刺激を受ければ、当然のように自分の世界に取り込んでしまいます。
スピリチュアルとは何か?
最終的なポイントは、「スピリチュアルは別の世界の体験ではなく、自分自身の内面世界を探求する旅」であるということです。
トランス状態では、私たちの認識の制限が低下し、様々な要素がつながり、体感できるようになります。
それはまるでパズルのピースが組み合わさり、全体像が見えてくるかのような感覚です。
しかし、この旅は基本的には自分自身の内面世界へのものであり、自分がまだ知らない世界に接続するものではありません。
自分が知っている、あるいは潜在的に感じていることが体験に反映され、それを通じて新たな洞察や理解を得ることが可能になります。
まとめ
スピリチュアルはトランス状態での主観体験。
これは、私たちが自己探求の旅を通じて得る知識や洞察、体験が全てスピリチュアルな世界を構築しているという視点を提供します。
そのプロセスには、自分自身の体験を定義し、言語化し、まとめることが不可欠です。
スピリチュアルな旅は、新たな世界を発見する旅ではなく、既に存在する自分自身の内面世界を深く探求し理解する旅です。
それは自分自身の中にある様々な要素がつながり、新たな視点や理解が生まれる経験です。
それこそが、真のスピリチュアル体験と言えるのかもしれません。
あなたが体験することは、原体験があることがほとんどです。